クラス1位の王座を奪還したSくんの話。

このブログでは、成績アップを果たしたSくんの「王座奪還!数学クラス1位」の理由に迫ります。


こんにちは、FLAPS高校指導部の杉山です。

前回ブログ記事の【ユメラボ『大学祭ツアー』レポート】はご覧になりましたか?

FLAPSファンの皆様であれば、「FLAPS高校指導部も(小・中学生のように勉強を教えるだけではない)FLAPSブランドを継承しているんだね!」と微笑んで頂けたのではないでしょうか?

この【ユメラボ】については別の記事で熱弁したいと思いますので、楽しみにしていて下さいね。


◆Sくんが果たした成績アップの理由とは?

今回のブログではSくんの成績アップについてお伝えします!

毎回定期テストがある度に、可愛い教え子達がとびっきりの笑顔を見せてくれたり、逆に悔しい顔にさせてしまったり、生徒一人ひとりにドラマが起こります。そしてその頑張りを振り返った時、生徒の変化に気付かされることが多々あります。

今回の考査で高校2年生のS君が手に入れた経験は、【王座奪還】でした。


◆なぜ【王座奪還】なのか? 

高校受験期のSくんを知る人に「Sくんの得意科目は?」と聞けば、誰もが理系科目を答えたでしょう。S君は理系科目を武器にして、高校受験を乗り越えた生徒さんでした。


しかし、高校数学は独りで立ち向かうには高き壁…。まだFLAPSと出会う前の高校1年生・Sくんは、一人で高校数学に立ち向かう孤高の戦士でした。Sくんが高校に入学した当初の「得意科目」は「得意だった科目」に変わってしまいました。


そんなSくんがFLAPSと一緒に勉強を始めたのは、今年4月にFLAPS高校指導部が産声をあげた時からでした。そこから約半年後、彼は見事「得意だった」数学を再び「得意」にし、クラス1位の王座を取り返したのです。


◆高校数学という高き壁

高校の勉強の難易度は、義務教育の頃と比較しても大きく上がります。

さらに、高校の特徴として、同じ学力の生徒が集まってきます。いわゆる、「絶対に勝てなかったアノ子もいなければ、絶対に負ける訳のないアノ子もいない」状況。まさに努力次第で1位も最下位もとれてしまう。それが高校です。


実はSくん、高校入学当初の数学の点数は、平均を大きく上回った結果を叩きだしていました!・・・しかし、徐々に点数は下がり、フラップスに入塾する前の3月に面談した段階では、平均よりも下回ってしまっている状態でした。


Sくんが悔しくないわけがない。むしろ悔しすぎたでしょう。自分を卑下してしまう瞬間だってあったと思います。

夜な夜な、「本当は勉強しなくちゃいけないんだけど……嫌だ、逃げたい」と思ってしまいマンガや携帯、ゲームを手に取ってしまうこともあったでしょう。「そんな自分が好きか」といわれたら、「大好き」とは言えなくなってしまう瞬間もあったでしょう。


ましてや、自分の得意だったはずのものが通用しなくなる。その苦しさは大なり小なり誰にでも必ず来るもので、成長に必要な条件ではあります。

ですが、素直に「自分なら出来る、がんばろう」と思い続けられるほど、思春期の中高生の心は安定していません。むしろ、その壁を乗り越えていくからこそ、自己が確立し少しずつ心が安定していくのだと思います。


◆Sくんが王座奪還できた理由

さあ、SくんがFLAPSで共に勉強し始めてから半年たった今回の中間テスト。

FLAPSで半年一緒に闘わせてくれてありがとう。プライドを見せてくれてありがとう。夏期講習も汗を一緒にかきながら頑張ったね。通常授業でも、じっと問題と向き合ってくれたね。先生のアドバイスを吸収しようとする目が違ったね。むしろ、先生のアドバイスを聞いた後で「それは置いといて」と独自の解き方を探求し続けた時もあったね(良し悪しは別として)。


FLAPSで高き壁を乗り越えようともがいたSくん。今回見事、数学のテストでクラス1位の結果を叩きだしました。まさに王座奪還の瞬間。

百回「出来る」という話を聞いたとしても、一回の「出来た」体験に勝ることはありません。

それは勉強に限らず、あらゆる場面で言える事です。そしてこの「出来た」という体験は、積み重なることで未来の自信に繋がります。「あの時だって自分出来たじゃん!」という未来の頑張りに繋がります。S君の今回のプライドの奪還も、未来に繋がっていくのだと思います。


2015年、いよいよSくんは受験の年。大学受験スタートのゴングをならすのはいつだって自分の自由。いつでも鳴らせる。最高の成功体験を積もう。第一志望合格の瞬間を手にしよう。いつだってFLAPSは一緒に闘います。


高校指導部が始動して早半年。こんな風に、勉強を教えているはずの私たちが、生徒の背中や表情、成長から多くを教えてもらっている事も多いのだと感じています。いつだって人と人が出会い、知り合い、言葉を交わせば化学反応が起こります。週に数回しか会えなかったとしても、そこに慣れることなく、勉強を通じて得られる経験値の大きさを教え子達にも感じてもらえるよう向き合っていきたいと思います。

フラップス高校指導部

☆高校生の個別指導塾☆ @東京都町田